令和元年度定期総会が6月8日(土)に開催されました。 |
|
令和元年度中央大学学員会秋田県支部定期総会が、令和元年6月8日(土)秋田ビューホテルにおいて開催されました。多くの学員から出席をいただき、 第1号議案 平成30年度会務報告及び総会決算について
第2号議案 令和元年度事業計画について
第3号議案 役員選任について
の3議案が審議・可決承認されました。
柴田支部長の挨拶 |
大村理事長からの大学近況報告 |
ご来賓
1.中央大学理事長
大村 雅彦 様
2.中央大学常任理事
林 勘市 様
3.中央大学法科大学院教授
野村 修也 様
4.中央大学総務部担当課長
芝田 光成 様
5.中央大学父母連絡会秋田県支部長
榊 真一 様 |
|
|
|
|
定期総会に先立って開催された学術講演会では、中央大学法科大学院教授の野村 修也先生を講師にお招きし、社外取締役はなぜ必要なのか−次期会社法改正案を踏まえて−をテーマにご講演いただきました。今年も学員以外の方も含めて多くのご出席をいただき、皆さんは時間が経つのも忘れるほど熱心に聴き入っていました。
【講演の要旨】
・次期会社法改正案では、企業の不祥事を防止するため、上場企業には必ず社外取締役(1人以上)を置くことが義務付けられている。
・現行法の主なコーポレートガバナンスの形態と社外取締役は
@監査役設置会社 取締役会の外に置く。
A監査等委員会設置会社 取締役会の中に監査等委員会を置く。
B指名委員会等設置会社 取締役会の中に指名委員会、報酬委員会、監査委員会を置く。
※委員会は3名以上の取締役で構成、そのうち過半数が社外取締役。Bがアメリカ型のコーポレートガバナンス
・日本の上場企業ではこの3つのうちのいずれかの形態でコーポレートガバナンスが行われている。
・社外取締役は、日本では不祥事対策の側面がまずは取り上げられる。
・法務省の社外取締役に期待される機能は
@助言機能(経営に対するアドバイス)
A経営全般の監督機能(不正のチェック)
B利益相反の監督機能(経営者と会社の利益相反をチェック)
・現行の会社法で社外取締役が機能しているのか?
・社外取締役がいるのに近年の不祥事が起こっている。
・社外取締役は社長にモノが言える人。
・日本では親会社から子会社に社外取締役を出してきた。
・社長の監視は出来るが、利益相反の監視は親会社関係者は不適格。
・一番利益相反するリスクのある親会社の関係者を入れるのはNGとアメリカではされている。→取引先や親会社と関係ない独立社外取締役という考え方が出来た。
・アメリカは株主の為の経営(短期的利益の追求)、それ以外はステークホルダー型であり、
従業員や地域住民なども含めた関係者の為の経営(長期的利益の追求)。
・長期的利益の追求は誰の為の経営か不明瞭となり、結果何もしないということにもなりかねない。
・攻めのコーポレートガバナンスにとって、独立社外取締役が必要。
・ROEを指標として、攻めの経営を目指すように進めている。
・ROE(自己資本利益率)は成績表。
ROE=当期利益/自己資本=当期利益/売上高(収益性)×売上高/総資産(効率性)×総資産/自己資本(負債活用度)
・日本では「しがらみ」による利益毀損が著しく、国際競争力を失っている。
・この解決策の有効な方法として独立社外取締役が注目されている。
・会社のことを一番知っているのは内部の人、こうした方が良いというのも知っている。
あとはそれを勇気をもって実現することが出来るかどうかであり、社外の人が出来るのはそれを引き出すこと。
法科大学院教授 野村 修也先生 |
|
|
|
|
今年も多くの学員に参加いただき、賑々しく笑顔があふれる懇親会となりました。
来賓ご挨拶/林常任理事 |
藤原 毅学員による乾杯 |
前日に開催されたゴルフコンペ表彰式の様子 (柴田支部長と二田 孝治学員) |
菅原 継昭学員によるエールと校歌斉唱 |
|
|
|
|
秋田カントリー倶楽部を会場に、懇親ゴルフコンペが定期総会の前日(6月7日)に開催されました。今年は10名の参加でしたが、参加者の元気はつらつとしたプレーが印象的でした。なお、今回の優勝者は、田口 昭一学員でした。おめでとうございます。
|
|
|